シーン ✕ セリフを見て英会話を覚えるのに、動画の活用は大変効果的です。少しずつコンテンツが充実して来ており、キッズ映画の字幕版や、Prime オリジナル動画など、探せば色々と出て来ます。
スマホやタブレットでは画面が小さく、成長中の子供に良くないと思い、我が家では Amazon Fire TV Stick を使って TV で見ています。
字幕はむしろ無くて良い
子供の語学学習に日本語は不要
Prime 動画は字幕が出ないものがほとんどです。ですが、字幕があると目で文字を追ってしまうことになります。
日本語も英語もまっさらな状態の子供には、日本語を覚える過程と同様、「シーン(視覚) ✕ セリフ (聴覚)」で英語も覚えてもらいたいので、字幕なしでもむしろ良いのかも、と思って来ました。
言葉はどこから出て来るか

人が言葉を話す過程として、まず「場面」があり、そこでの「相手」との関わりから「気持ち」が生まれ、自分の気持ちを相手に伝えるために「言葉」を発します。
子供にはその過程をそのまま感じてもらいたいので、「人の言葉をリピートする」という暗記スタイルから入る必要は無いと思いました。
言語センスがあれば暗記はいらない

暗記スタイルでももちろん英語は覚えることができます。ただ “言葉のセンス” を身につけるには、シーンや表情(気持ち) といった「感覚」とセットで覚える必要があります。
たとえば “Good night” は「おやすみ」とか「夜別れる時」の挨拶であって、「夜に会った時」の挨拶は “Good evening” ですが、そういったことを感覚的に分かっていると、頭で考えなくてもすんなり出て来ます。
そのように感覚的に使い分けができれば、「覚える」必要がありません。そういった言語センスが身につかない場合、「膨大なパターンを暗記で覚える」という勉強の仕方を長い間続け、それでもなかなか応用のきく頭にならないのです。
だからこそ「パターンを覚える」勉強はやめて、「感覚的に理解」し、言語センスを身に付けて行きましょう。
自分のレベルよりやさしいものを選ぶ
動画は繰り返し見られるコンテンツ。一度で全部理解できなくても全く構いません。コツとして、自分のレベルよりもやさしいものを選んだ方が良いです。内容がほとんど理解できないと、理解も楽しさも半減するからです。
子供向け英語版 Prime 動画の探し方

前提として、Prime 会員に登録しておく必要があります (月額 400 円)。
- Amazon Prime Video
のページへ
- カテゴリを選ぶ (Prime Video/Prime Originals/TV Shows/Movies/Kids)
- 検索ボックスに何もキーワードを入れず、検索 (特定の動画を検索したい場合はもちろん入れて OK)
- “Amazonプライム” で Prime マークにチェック (これをしないと有料作品を省けない)
- “ジャンル” で “キッズ・ファミリー” を選択 (これをしないと大人の映画の中に埋もれる)
- “言語” で “英語” を選択 (字幕でなく Spoken Language の方)
こんな動画が観られます
2019 年 3 月時点、以下のような作品が公開されています(一例)。
- 映画しまじろう まほうのしまの だいぼうけん(英語版)
- 映画 きかんしゃトーマス キング・オブ・ザ・レイルウェイ トーマスと失われた王冠
- 怪盗グルーのミニオン危機一発
- トムとジェリー ジャックと豆の木
- アルビン/歌うシマリス3兄弟
無料期間には限りがあることが多いので、優先順位をつけて観ていかないとですね。