- 「こども聖書」アプリの紹介
- なぜ、聖書?
- 海外では、宗教はアイデンティティの一つ
- 日本人を支配するのは、宗教ではなく”周りの目”
- 互いの「違い」を理解し、認め合うために
「こども聖書」アプリの紹介
対象年齢:幼稚園〜小学生くらい
これ、すごいです。
聖書を読んでくれるのですが、何だかゲームのような雰囲気で、子供にも楽しい作りになっています。



なぜ、聖書?
私は宗教に興味のない、典型的な日本人です。
ですが、英語学習者として「聖書の知識」は持っておきたいと考えていました。英語圏の人から見て、話が通じる人間になるためにです。
英語は、クリスチャンの国々に住む人の言葉です。自分は外国人としてその言葉を使うわけなので、言葉の背景にある人々の文化なり、考え方の基盤となるものを知りたいと思いました。
彼らの話のあちこちには、「聖書からの引用」が出て来ます。
そういうのって言葉の背景を知らないと多分、意味不明なネタですよね。あと、聖書の英語って古語で、古い言葉特有の言い回しがあります。
仏教国である日本でも、たとえば「仏の顔も三度まで」とか「三人寄れば文殊の知恵」のような仏教由来のことわざが、現代でも使われますよね。
誰でも歌える童謡の歌詞も、学校で古い言葉を習う日本人は皆意味を理解できるけど、日本の古語を知らない人には難しいですよね。
海外では、宗教はアイデンティティの一つ
あと子供の頃に海外の人達と文通していたのですが、結構どこの人にも聞かれたんです。
「あなたの宗教は何?」って。
私は宗教に全然興味が無いので、当時は「何で子供がそんなことに興味があるんだろう?」「私は仏教徒じゃないのに、仏教と答えても良いのだろうか」などと困惑したものです。
そして”何となく” 仏教と答えていました。自宅に仏壇があり、親族の葬式も仏教式で行われるから…ただそれだけの理由で。
日本人を支配するのは、宗教ではなく”周りの目”
私は”I am a Buddhist.” と言いながら、正月には神社に行き、お盆には墓参り、葬式ではお経をあげるのに、クリスマスやバレンタイン、ハロウィンを祝い、結婚式はチャペルで行っていました。
周りも皆大体そんな感じです。
私達日本人は、宗教行事を”形だけ”行っている。
イベントとして楽しむためにやっているのなら影響は無いのですが、自分は大して信念を持っていないものを、本気で「やらなければならないもの」と思い込んでいるとしたら?
自分の軸はハッキリせず、その場の雰囲気にフラフラと流されているように見えませんか?
信心深い人以上に、実は同調圧力に弱い人ほど、「自分達と同じ行動を取らない人」を厳しい目で見ていたりしませんか?
互いの「違い」を理解し、認め合うために
人との「違い」を理解するためにも、相手の思想を知る必要があります。
そして自分を知り、人と自分との違いを認められるようになれば、恐る恐る周りを見て行動するばかりではなく、根拠を自分の中に持ち、自分の行動に自信が持てるようになります。
人のこと、自分のことを、知りましょう。