アメリカ World of Reading 社の early readers (英語の本を自分で読み始めた人) を対象としたシリーズ本より、CD つきのフルカラー絵本 (ペーパーバック版) 。同社は 30 年以上もの歴史を持ち、教師や保護者向けに多くの ESL (English as a Second Language) Books を出版しています。
英語の難易度別にレベル分けされており、子供のペースに合った本が選べるようになっています。我が家は子供が幼児で文字をあまり読めないので、”Level 1″ から。個人的に「クリスマス」と「ディズニー」、中でも『不思議の国のアリス』が大好きなので、こちらを選んでみました。

全 96 ページで、お話は 3 つ。
- Mickey’s Christmas Carol
- A present for the Queen – Alice in Wonderland
- A Meowy Christmas – Pinocchio
この本の良さは、何といっても挿し絵が美しい所です。眺めていると目が癒やされます。


Level 1 とはいえ、英文はそこそこ量があるように見えます。よく見る平易な単語ばかりが使われているのですが、様々な時制や文型が出て来ます。ざっと目を通した所、例えばこのような感じ。
- be動詞:be, be in, be at, be from, be on
- 頻出動詞:sit, see, walk, talk, have, help, follow, give, need, remember, take, get, think, look, run, ask, go, stop, wake, play, want, make, put, find, try, say
- 進行形:be -ing
- 未来形:will
- 過去形:was, did, made
- 過去完了:have been
- 否定形:don’t, doesn’t
- 不定詞:to
- 疑問文:Do you
- 命令文:Don’t
- 助動詞:must
- 感嘆文:How
- 接続詞:because
幼稚園児向けの本なのに、日本の中学 2 年生の教科書レベルの難易度に見えますね。逆に言うと、中学英語を学んだ人なら読めるということです。

しかし、このレベルの内容を幼児のうちから先取り学習してしまったら、小中学校で英語を習う時につまらなくなったりしないかな…ほんのり心配。
こどもちゃれんじイングリッシュに出て来る内容が簡単だと感じるくらいの子なら、親の手伝いがあれば読めそうです。
私も子供の頃にブリタニカ百科事典の英語絵本が好きでよく読んでいたのですが、文法が学べる内容ではなかったんですよね、文章は日本語で書いてあったので。耳が鍛えられたのと、単語がたくさん覚えられたのは良かったですが。
英語を使いこなすためには、やはり英文をたくさん読む必要があるし、自分でもたくさん文を作る練習をしなければならないんですよね。
この World of Reading は英語が聴きやすく、自分の中にスッと入って来やすいです。本を読み込みつつ CD をたくさん聴き流して、出て来たセリフや単語を使って子供に英語で質問したりしています。
おすすめ購入先
Amazon.co.jp で、安く買えました。CD つきで 1,000 円を切る価格です。